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見直す勇気
現状、お店の中で問題が多いことは分かっているが見直す時間がありません。
時間がないからやれないって人は、けっこう多いかなと感じます。
あなたが抱えている仕事が多すぎるために、
あなたが頑張らないと店が回らないとこから抜け出せない状態です。
これは、
あなたが本当にすべきことの目的や目標を見失っているってとこが、根っこにある大きな問題となっています。
正面から問題が何かを考え、見直す勇気をもちましょう。
あなたが、立ち止まって考える時間をもっても、瞬殺で店が壊れるわけではありません。
どうやったら改善できるかはいったん脇に置いておいて構いません。
まずは、問題と思えることを考え書き出していきましょう。
ごちゃごちゃになった頭の中を整理することがスタートです。
やらない勇気
その業務はあなたしか出来ないことでしょうか。
本当にやるだけの価値のあることですか。
- 不要なダブルチェック
- 一人で出来ることを二人でやっている
- 入力しているだけのデータ
- 上司がたまにしかチェックしない報告書
- 似たような内容で重複している帳票
- 効果測定していない広告宣伝費
- 伝達事項が中心の定例会議・・・
目的がずれて形骸化している作業や
惰性でやっている管理業務も多くあるのでは?
やらない勇気をもって業務を見直ししましょう。
あなたが時間や利益を生み出すためには、
何かをやらない選択をすることが最も効果があがることです。
変化する勇気
昔からこのやり方でやっているから、
みんなが慣れている流れだから・・・
そんな理由で改善を先送りしていることはありませんか。
やり方を変えようと考えているのだが、スタッフの協力が得られなくて・・・
誰もが変化よりは安定を好みます。
スタッフ一人一人が安定を求めたり、それぞれの時間帯が安定を求めてしまうと、お店全体でみたときに大きな不合理というか無駄が発生します。
あなたのお店はそんな安定の罠にハマっていませんか。
1日のお店の業務を洗いだしてみれば・・・
- その時間帯にそれをしなくてもとか
- 深夜作業じゃなくて、オープン前に作業したほうが効率いいとか
- 閉店作業と開店作業でダブってムダなことしているとか
- ホールとキッチンで協力する仕組みができていれば1人減らせるのにとか
- 新人の受け入れや初期トレーニングも2人一緒にやれば半分の時間で済むとか
- お客さまに喜んでもらえるからといって始めた過剰なサービスが足を引っ張っているとか
今までやっていたのを止めることは、上司の否定や自己否定につながるので、誰もが目をつぶってしまいがちです。
こうしたら合理的にやれるよねって視点から現実を変化させていきましょう。
スタッフが協力してくれるかどうかは、あなたとの信頼関係の有無と言い方次第です。
お店を観察すれば見直すべき部分はかなりあると思います。
現状を変えていく・・・
変化する勇気をもちましょう。
まとめ
今回は勇気をもって業務改善に取り組みませんかって話をしてきました。
あなたが目を凝らして見ることで、具体的な問題がいろいろ出てくると思います。
お店に問題や改善点があるのは当たり前なのです。
今が上手くいってないことをクヨクヨしても始まりません。
なすべきことを着実に行っていきましょう。
最後にゆでガエル現象の話をします。
【ゆでガエル現象】
カエルをビーカーの熱い湯の中にいきなり放り込めば驚いて飛び出します。
しかし、適温の中に入れて、ゆっくりゆっくり温度を上げていくと
カエルはゆであがって死ぬまで気が付きません。
問題を放置していると、お店はゆっくりと確実に蝕ばまれていきます。