初心者のための役立つ色彩学 

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いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。

今回は色についての基礎理論を紹介したうえで、どう店舗で活かしていくかということをテーマに記事をまとめていきます。

 

 

さて、みなさん

実はこの現実世界に色は存在せず、すべては人間の脳が生み出した幻想でしかないと言ったら信じますか?

 

ミステリーっぽい出だしになりましたが(笑)

色についての基礎理論を紹介しながら説明していきましょう。

 

基礎理論①:色の3原色

全ての色は、赤・緑・青の3色の組み合わせで作られます。

下の図をみてください。

例えば、白色は赤、緑、青を混ぜ合わせることで出来ます。

 

シアン、マゼンダ・・・聞いたことありますよね?そう、コピー機のトナーに使われています。

 

何で3色で無限ともいえる色が作れるかというと、実は人間の眼(網膜)は赤・青・緑の3色にしか反応できない構造になっているからです。

一説によれば人間の眼は1,000万色を見分けることが出来ると言われてますが、実はこの3色に対しての網膜の反応の変化で様々な色を判別しているのです。

 

 

この世の中に色は存在しないと言いましたが、

人間が色と言ってるものは実は網膜がとらえた物体の光の反射度を脳がどうとらえるかの違いでしかありません。

 

基礎理論②:色の分類(グルーピング)

 

色は「色相」「明度」「彩度」の3つに分類されます。

聞きなれない言葉かもしれませんが、そんなに難しい話ではありませんから安心して続きを読んでください。

 

②-1:色相(しきそう)

 

色相は色味とか色合いでの分類です

 

色相は以下のように時計回りに表すのが標準的です。

赤→オレンジ→黄→緑→青→紫

 

 

どっかで見た記憶があると思います。

そう・・・虹の配列と同じです。

 

 

赤やオレンジの色は暖色系の色といい、青や紫は寒色系の色といいます。

また、オレンジと黄など隣接している色を疑似色といい、赤と緑のように対角線上にあるものを反対色(補色)といいます。

この辺は後で重要な意味をもってきます。

 

②-2:明度(めいど)

 

明度は色の明るさ暗さでの分類です

 

最も明るいのが白色で、最も暗いのが黒になります。

参照データ:https://www.nasuno-design.com/

 

②-3:彩度(さいど)

 

彩度は色の鮮やかさの程度での分類です

 

鮮やかな色は彩度が高いといい、白やグレーなどが混じったくすんだ色は彩度が低いといいます。

参考データ:http://iro-color.com/dictionary/

 

理論の応用:色のもつ心理効果

 

では、色のもつイメージを確認しながら応用編に入っていきましょう。

暖色と寒色

暖色系の色づかい

膨張色で目立つのが特徴です。暖かさや元気さをイメージさせ、食欲を増進させる効果もあります。

暖色系の色の服を着ると太って見えるのは膨張色という特徴があるからです。

 

寒色系の色づかい

収縮色で控えめな印象を与えます。クールさ冷静さや寒さを感じさせます。

病院などは寒色系の色使いをしていますが、何か寒々しく感じたりしませんか?

これは、実際に寒色系の内装だと、体感温度で3度ほど寒いと感じさせるという実験の結果も出ています。

 

照明の色について

白熱灯は黄色を含んだ光なので、料理を美味しく見せる効果があります。反対に蛍光灯は青みを帯びた光なので料理を見せる照明としては向きません。

 

それぞれの色のもつ特徴

赤:暖かさや情熱を感じさせる色です。膨張色、進出色で目立つ色なので看板などに多用されます。ただ赤は目や神経を疲れさせる色なので、店内で多用すると逆効果になります。

黄:明るさ軽さ、希望や幸せさを感じさせます。子供のアニメのキャラクターなどに使われるケースも多いです。赤や黄色は食欲を増進させる効果があります。

オレンジ:元気さ、派手さを感じさせ食欲を湧かせる色です。オレンジや黄色は多用すると安っぽさを感じさせます。

青:知性、冷静さ、落ち着きを感じさせる色です。日本人の男性が好む色です。冷たさを感じさせる商品のメニューなどで使うには有効です。

紫:高貴さ、高級さ、優雅さを感じさせる色です。

緑:森や植物を連想させ自然や癒しを感じさせる色です。信号や標識などにも使われ安全や安心をイメージさせる効果があります。店内に観葉植物を置くことで落ち着いた雰囲気を演出させることができます。

白:清楚、純粋さ、清潔感を感じさせます。ただ、内装で白を使い過ぎると寒々しく冷たい印象を与えてしまいますから注意を。

黒:高級感、重厚感を与える色で高級車や高級ブランドでもよく使われます。高級なレストランやバーでもよく使われる配色です。

 

明るさ暗さの効果

人は視覚からくるイメージで明るい色は軽く感じ、暗い色は重く感じます。

 

女性は明るい色を好む傾向があり、男性は黒などの暗い色を好む傾向があります。

 

明るい色の室内は広く感じ、暗い色の室内は狭く感じさせます。狭く見えるのを嫌うのであれば照明の明るさ含めて明るい色を多用するといいでしょう。

 

暗い色は高級感を演出する効果が高いので、高級感を出したければ黒やこげ茶の色を使うことをおすすめします。

 

内装の組み合わせでいくと、暗いというか重たい色のほうが安定感はありますので、室内を立体的にとらえた時に、床や腰壁は濃い色づかいで、天井にいくにしたがって軽めの色を用いると安定感を感じさせます。

 

反対色の効果

上述した色相の反対側の色同士の組み合わせです。

反対色が並ぶとお互いを引き立てる役割を果たします。

特に赤と緑が並ぶと赤がより赤らしく見え、緑もより緑に鮮やかに見えます。

 

料理をより美味しく見せるには反対色を上手く組み合わせると効果的です。

食器についても料理の色と反対の色をつかうことでより料理が映えてきます。

何色も使う料理の場合は、白や黒の食器を使うことをおすすめします。

 

 

まとめ

 

人間の情報処理は、視覚情報83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1%です。さらに視覚情報の80%を色の情報が占めると言われています。今まで色については、何となくそうだよなって感覚レベルで理解している程度だったら、繁盛店になるためにも、色の効果についての原理原則を理解し実践に役立てていくことが必要です。

 

飲食商売は心理戦です。

一歩前に進もうとしているあなたをこのブログでは応援していきます。

 

参考にどうぞ

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