この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

「三光マーケティングフーズ」の第2四半期決算の結果を振り返ってみます。
・業績不振による閉店(7店舗)や業態変更(4店舗)に追われて、打つ手が後手後手になっている印象です。
・第3四半期の決算発表は2月14日に行われています。
*本決算は6月末の予定
三光マーケティングフーズ 総合評価 ▲8.0点
【減収減益】
得点 | 実績 | |
フリーCF(百万円) | ▲6.0 | ▲529 |
売上高伸長率 | 2.5 | 89.2% |
営業利益伸長率 | ▲6.0 | – |
営業利益率 | ▲8.0 | ▲10.6% |
流動比率 | 4.0 | 137.1% |
自己資本比率 | 5.5 | 58.2% |
減収:売上高は4,860百万円で前年比▲591百万円(▲10.8%)
減益:当期純利益は▲1,139百万円で前年比▲293百万円(▲—-%)
・総合評価は▲8.0点
・飲食部門の売上高は店舗数の減少(▲5店舗)もあって前年比較で▲3.7%減
・第2四半期経過時点で期末予想が下方修正されています。




収益性分析
・売上原価率は27.0%、前年比変わらず
*売上原価率は安定しています。
・販管比率は83.6%、前年比で+1.0%と悪化
・店舗の収益悪化によって特別損失607百万円を計上
・年度末予想に対する着地見込み
売上高:99.2% 〇
営業利益:▲78.3% ✖
純利益:▲86.7% ✖




安全性分析
・赤字決算が続いているためバランスシートが大幅に圧縮されてきています。
*3期前と比較すると半分程度(55%)まで資産価値を減らしています。
*現時点ではバランスシートの構成は崩れていません。
・本業での儲けが出ていませんので、今後、株主資本が危険な水域に入る可能性が高くなっています。
店舗展開
・直営店・・・100店舗
・フランチャイズ・・・8店舗




株価推移
2020年2月19日時点
株価:378円
時価総額:5,982百万円
PER:—-倍
PBR:1.68倍
年初来安値:378円(年初来安値更新)
配当金予想:—-円(無配)
株主優待情報
優待内容:食事券1,000円分×2回
100株,1,000株・・・1.7%
企業情報
㈱三光マーケティングフーズ
証券コード 2762
本社所在地:〒104-0033
東京都中央区新川1-10-14
代表番号:03-3537-9711
本記事の数値データは「三光マーケティングフーズ」HP⇒IRデータを参照しています。
上場各社のHPはこちらから
他社の業績分析はこちらから
各社の月次売上実績はこちらから
まとめ
今回は「三光マーケティングフーズ」の第2四半期決算の結果を分析してきました。
残念ながら総合評価では▲8.0点と大きくマイナスとなっています。
三光マーケティングフーズ IR抜粋
このような状況のもと、当社は大きく変化したお客様の視点に立って「事業の質的転換を図ること」、そして「既存店舗の思いきった整理・再編に踏み込むこと」が最重要課題であると認識し、以下の施策に取り組んでまいりました。
https://www.sankofoods.com/ir/information/
ビジネスモデルの見直し含めて、抜本的な対応を期待します。











