飲食店店長の給与の考察 残業代、深夜割増手当

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この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

今回は少し見る視点を変えて、人件費管理の話をしていきます。

 

飲食店の店長自身が無意識にハマっていて気づかなかったり、管理側でも実体がつかみずらい人件費の問題をいくつか確認していきます。

社員の給与内訳

会社は、売上規模や営業利益の額によって社員へ出せる給与額は決まってきます。

しっかり稼いでくれる店長は相対的にみて高い給与をもらえるようになるし、稼ぎの悪い店長はそれなりの報酬にならざるを得ません。

給与の内訳

社員の給与を分解してみましょう。

【社員給与】

 

・基準内賃金

・残業代

・深夜手当

・法定福利費

・賞与(引当金)

・交通費

ここで注意しないといけないことがいくつかあります。

残業代

一つ目は社員の残業代です。

残業代が発生してしまうありがちなパターンは、アルバイトの充足が十分に出来ておらず、人も育たずで、社員の長時間勤務が常態化しているケースです。

社員の疲労も重なって生産性が落ちますし、モラルも低下しやすいので早期に改善が必要です。

この後は批判を覚悟で話を進めます。。。

人が集まらない育たないという状況が続くのは社員自身の魅力や、力が足りないパターンもあるんですが、

注意しないといけないのは、

社員の残業が長期間続いてしまっているケースです。

これの問題が何かというと、
どうしても人は給与額に合わせた生活水準になっていくんですよね。

残業が長期間常態化していくと、知らず知らずのうちに残業代込みの給与水準に合わせた消費生活を送るようになっていきます。

この状態になると無意識のうちに今の生活水準を守ろうと防御に入ってしまうので、さらに残業生活から抜けずらい状況に陥ってしまうケースが発生します。

アルバイトの充足と、自身の生活レベルの維持の間で矛盾が生まれるんで、積極的な行動を起こせなくなります。

無意識に店長自身が合理的な選択を行っていて、問題の把握はしていながらも、積極行動に出ないパターンは一定数あると思います。

深夜割増手当:社員が深夜ハマりのケース


同様に注意が必要なのが深夜に社員がハマっているパターンです。

残業とダブルで絡んでいるケースも多見されます。

残業代と同じように深夜手当をずっともらっている状態が続いていると、深夜手当が削られて給与が大幅にダウンすることは避けようとする防衛本能が働きます。

深夜のアルバイトがなかなか定着しないとか、いつまでたっても成長しないと社員が言ってる場合は実体がどうなっているのかの確認が必要です。

自分の生活を守らねばっていうやむにやまれぬ事情もありますから。

このタイプの店長は、任されているにしても自分の運営する店が儲けることと、自分の生活というものに明確に一線を引いているので、店が成功する云々は冷静な目でみているケースが多いです。

深夜勤務から、売上ボリュームの高い時間帯の勤務へのシフトに積極的に移行しようと努力をせず、待ちの姿勢で自分のスタイルを貫いているケースも多いです。

本人は頑なに否定すると思いますが、言動を見ていれば分かりますので。

経営者へのアドバイス

問題を改善する基本セオリーの一つは問題を見える化してしまうことです。

今回のケースで言えば、残業や深夜割増分の給与額を損益計算書上で内訳としてハッキリと明記することです。

その実績の推移や目標との比較を見ながら、どうしていくかを当人に問いかけるのが一番です。

なかなか人材不足のおり人手を切る可能性も出てくる行動をとることは辛いことだと思います。

しかし、3か月しても行動に改善が見られない場合は、英断する覚悟を決めて本人と話をすることが必要です。

損益がいつまでも改善されず店の運営を窮地に陥れるだけです。

店長へのアドバイス


acworksさんによる写真ACからの写真

今より給与が増えれば生活が楽になるってのは真実ではありません。

人は収入に合わせて生活水準を上げてしまうんでラットレースは続きます。

収入が増えても、いつまでも苦しい状態が続いていきます。

目先の収入増よりも、自分の付加価値を高めるにはどうしたらいいかを優先させましょう。

 

私からのアドバイス

・自分自身のお金の使い方は記録しておくこと。

・給与が上がっても生活水準を引き上げないこと。

・自分にプラスになる投資(本の購入、有料セミナー、他店視察など)に収入の2割を使うようにすること

 

 

 


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