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今回は「ほっともっと」や「やよい軒」を運営している「株式会社プレナス」の第3Qの決算についての数値をまとめていきます。
株式会社 プレナス
HP https://www.plenus.co.jp/company/
株式会社プレナス 第3Q業績
早速、プレナスの業績を振り返ってみましょう。
2019年2月期 第3Q決算 単位:百万円 %
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | |||||
15.3-11 | 109,102 | 4,723 | 5,038 | 2,950 | ||||
16.3-11 | 105,939 | -2.8 | 5,340 | +13.0 | 5,648 | +12.1 | 2,951 | - |
17.3-11 | 109,478 | +3.3 | 4,436 | -16.9 | 4,659 | -17.5 | 2,474 | -16.2 |
18.3-11 | 115,609 | +5.6 | -147 | - | 483 | -89.6 | -416 | - |
19.2予 | 153,900 | ⁺5.6 | -600 | - | 200 | -96.2 | -1,500 | - |
成績評価 増収減益 赤字転落です。。。
青が目立ちますね。1月11日のIRで今期の下方修正を発表しています。
売上高は115,609百万円と前年同期比で+5.6%の増収となっています。セグメントごとに見ていくと、ほっともっとは82,756百万円で+3.8%増、やよい軒は23,229百万円で+5.5%増、MKレストランは2,585百万円で+2.3%増、海外事業は2,381百万円で+103.6%増と好調に推移しています。
営業利益は-147百万円と赤字に転落しています。プレナスのIRでは仕入れコストの想定超の増加による原価率の上昇と、人件費の増加による影響を強く受けているとコメントしています。
下の表は社員1名あたりで算出したものです。単位は同じく百万円
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | |||||
17.3-11 | 68.81 | 2.78 | 2.92 | 1.55 | ||||
18.3-11 | 65.98 | -0.04 | -0.08 | 0.27 | -90.7 | -0.23 |
プレナス決算資料より https://www.plenus.co.jp/
原材料費は+6,353百万円となっており、率でいくと46.14%→49.18%へと約3%上昇しています。これは厳しいですね。打開策はあるのでしょうか?
補足資料を見ると、人件費は21.9%→22.2%と+0.3%ほどの上昇なので、人件費が抑えられなかった云々は、成績不振に対しての口上の一つとして引っ張ってこられただけかと思います。
店舗展開
店舗数 | 新規出店 | 閉店 | |
ほっともっと | 2,761 | 52 | 14 |
やよい軒 | 374 | 23 | - |
MKレストラン | 35 | 2 | - |
合計 | 3,170 | 77 | 14 |
展開エリア | 店舗数 | 新規出店 | 閉店 | |
ほっともっと | 中国 | 2 | ||
韓国 | 14 | 3 | 1 | |
オーストラリア | 1 | |||
やよい軒 | タイ | 181 | 16 | 2 |
シンガポール | 8 | |||
オーストラリア | 4 | 1 | 1 | |
台湾 | 16 | 4 | ||
米国 | 2 | 1 | ||
フィリピン | 2 | |||
マレーシア | 1 | |||
合計 | 231 | 24 | 5 |
株価推移 証券コード9945 東証1部
1月11日時点の株価 1,847円
年初来高値 2,477円
年初来安値 1,584円
PER -倍
PBR 1.11倍
従業員数 1,752人(連結)
平均年齢 40.0歳
平均年収 595万円
従業員数(人) | 平均年齢 | 平均年収(万円) | |
2016 | 1,524 | 37.6 | 540 |
2017 | 1,591 | 39.3 | 551 |
2018 | 1,752 | 40.0 | 595 |
配当金と株主優待情報
【株主優待】
株主お買い物優待券 500円
100株~ 5枚(2,500円分)
1,000株~ 10枚(5,000円分)
*1年間の継続保有が条件になっています。
【配当金】
配当金 60円見込み(変動なし)
配当利回り 3.25%
【配当+優待利回り】
2019年の1月11日時点の株価が1,847円なので、184,700円(+手数料)でプレナスの株主になることができます。100株所有だと、年間で配当金6,000円(-税金)+優待は約2,500円で計算すると8,500円相当の戻りがある計算です。投資額に対しての利回りは4.60%です。利回りは高い水準ですね。ただ大幅な減益が続いていることを考慮すると、減配になることも予想されますので、一般の投資家は手が出しずらいところではないでしょうか。
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