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*この記事は2020年1月に更新されています。
今回は会社や店を辞めるときにとるべき行動についてまとめてみます。
私自身も退職や転職の経験は何度かありますので、現在進行形で辞めようと考えてるあなたの気持ちは痛いほどわかります。
本音で語ります・・・。
勤め先の会社や店を辞めようと思ったら
雇われて働いている以上は、辞めるという選択も一つの手段ですし、そこに至る何か大きなものがあるであろうことは想像つきます。
あなたが辞めるという決断について賛成も反対もする限りではありません。
では何が言いたいかといえば、ただ時間がすぎるのを待って、逃げ出すように辞めてしまうのは、もったいないから戦略的に辞めたほうがいいという話をさせていただきます。
何が戦略的な辞め方かといえば、勤め先の仕事の進め方を盗めるだけ盗んでしまいなさいということです。
人は締め切りが設定されると、あと〇〇日とか、頑張ることができます。
就業規則では30日前の申し出で辞めることができるケースが多いですが、思い立ってから出来れば半年間、最低でも3か月は続けてみてください。
そこまで追い詰められていなければ、年末までは棒にふる覚悟で以下のことに取り組んでみてください。
戦略的な撤退戦
その間に何をするかということなんですが、
- 会社の組織や運営の仕組を知る
- 自分の仕事のマニュアル作り
- 他部署の人との人脈作り
- 取引先のデータ収集や積極的な対話
- 仕入先との人脈づくり
- 接客・調理のマニュアルを全てメモする
- IT化をどう進めているか整理
- 各店舗の売上や経費データをストックしていく
・・・などなど
今まで大して興味が無かったかもしれませんが、勤めている今だからこそできることが数多くあります。
それを一から学びなおすつもりで、辞めるまでの期間で取り組んでみてください。
長時間労働や休みがとれないなどの労務の問題もあるでしょう。
- ネガティブなことについても、ありのままをしっかり記録に残してください。
- 勤怠時間、業務内容、上司の発言など・・・
- 経営者はそれについてどうコメントしているのか
- なぜ問題が常態化しているのか
- 上司や一緒に働く周りのメンバーはどういうアクションをとっているのか
などを自分なりにまとめてみてください。
心情的にはもう辞めるんだから、余計なこと覚えたり勉強したりせずサッサとけり付けたいと思うかもしれません。
精神的な負担もあるでしょう。
ダメなものを勉強してどうなるのか?とも言うかもしれません。
でも、お店が何年間を継続しているならば、
ダメと思えることも本当にダメなのかどうか分かりませんよ?
最後に、会社や店を変わるってのは、違う言語や文化の中で暮らしていくことになります。
その際に、1つの言語でもしっかりマスターしておくことで、次からの生活の、スタート地点そのものが違うところから出発できるようになります。
辞めようと思ったら「盗めるだけ盗んでしまいなさい」ってのが私からのアドバイスです。
さらに提案
今回は退職を考えたらどうすべきかについて、一つの提案をさせていただきました。
現時点で、やばく追い込まれていたら、病院で精密検査を受けたり、メンタルクリニックへ相談しにいってください。
身体や心を病める前に辞める覚悟をして行動する勇気も必要です。
それ以外にも、クレジットカードが作れなくなる可能性あるので在職中に作ってしまった方がいいのと、歯の治療は時間がかかるので、辞める前に治しておいた方がいいですね。
まとめ
「会社を辞めたらみんなに迷惑がかかるから・・・」
今まで、あなたは充分に会社に貢献してきましたよ・・・。
迷惑がかかる云々はあなたが考えなくていい問題です。
代わりの人を見つけるのはあなたの仕事でなく会社がやる仕事です。
ドライな言い方して申し訳ないですが、会社はあなたが体調や精神を崩しても責任もって世話などしてくれません。
自分が辞めないと不味いなって、
決断をしたタイミングで辞めればいいのです。
「会社を辞めると生活ができなくなるから・・・」
当然、何かを捨てなければならないことが出てくるでしょう。
でも、逆に会社から冷遇され追い出される可能性もありますよね。
首とはいわれないものの、給料も賞与も徐々に下がっていき残業もカットされていく。
勤め先が破綻してしまうリスクもあります。
仕切り直しが必要と判断したら、安住の地はどこにもない覚悟で新たな挑戦に目を向けていった方が生産的です。