ROIを理解して投資リスクを計算出来るようになろう

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半年後に1,000万円だしてお店をリニューアルしようと思うんだが、投資した分の回収はどれくらいの期間で出来るかな?
リニューアルですか!!

回収期間ですか・・・?

ROIという言葉を耳にしたことがありますか?
えっと・・・
何か聞いたことがあるような無いような・・・。

 

お店は新たな設備投資をしたり、広告をうって新規のお客さまを獲得していかないと、遅かれ早かれじり貧になっていきます。

かといって、採算が取れないレベルの投資を行うと資金繰りが行き詰って破綻してしまうことにもなりかねません。

今回、説明するROIを理解することで、
設備投資額の決定や、広告宣伝費をいくらに設定すればいいかが計算から出せるようになります。

ROIを理解する

ROIは(Return on Investment・リターン・オン・インベストメント)の略です。

投資に対してのリターン(利益)がどれくらいかを計算した数字のことです。

会計の言葉で言えば、投資回収率といいます。

ちょっと分かりづらいですね。

簡単な言葉を使って
費用対効果とかコスパとかでもOKです。

ROIはどれくらいのレベル(金額)の投資を行えばいいかを、計算から導こうとするものです。

投資したお金がどれくらい利益を生み出すかを計算する。

文章で理解するよりも、公式を見た方が分かりやすいので確認しましょう。

ROIの公式
ROI = 利益額 ÷ 投資額(×100%)

ROIを計算してみる

ある経営者が2店目のお店を出すことを考えました。

居抜きの物件が見つかり、
初期費用が2,000万円かかったとします。

1店舗目と同じ業態をやるということで、
立地から考えて月商600万円、利益率は10%を見込んで試算してみます。

売上については初年度がピークで、その後は5%ずつ下がると予測します。

  • 初期費用:2,000万円
  • 1年目の売上:7,200万円(年間)
  • 2年目の売上:6,840万円
  • 3年目の売上:6,480万円
  • 利益率:10%

【1年目】
売上600万円 × 12か月 = 7,200万円
利益率は10%だから、
7,200万円 × 0.1 = 720万円

ROI = 720万円 ÷ 2,000万円(×100%)= 36%

【2年目】
売上(600万円×95%)× 12か月 = 6,840万円
利益率は684万円となり、1年目の実績を合わせると

=1,404万円

ROI = 1,404万円 ÷ 2,000万円(×100%)= 70.2%

【3年目】
売上(600万円×90%)× 12か月 = 6,480万円
利益率は648万円となり、過去年分の実績と合わせると

=2,052万円

ROI = 2,052万円 ÷ 2,000万円(×100%)= 102.6%

3年目でROIが100%を超えてプラスになりました。

ROIで投資リスクの判断をする

ROIは投資したお金がどれくらいの利益を生み出したかを表します。

投資額>利益額では投資することの意味がそもそもないって話になりますし、
投資額<利益額の場合でもどれくらい投資額よりも多く回収できるか、またその期間の長さが問題になってきます。

飲食店の場合だと4年目・5年目となってくると追加の設備投資も必要になってきます。

回収期間の見込みも3年でどこまで回収できるかを一つの目安とするといいでしょう。

ROIを改善するには
①投資額を抑える
②利益額を上げる

いずれかの選択になります。

広告宣伝の分野でもROIは必須に

ROIの考え方はマーケティングの分野でも活用されています。

基本はコスト(広告費用)に対して、利益がどれくらい上回れるかが判断材料になります。

実際のところ、お店で広告宣伝費に使っている額は把握できていても、どれだけ効果があがっているのかを把握していないケースが多いと思います。

作りたい売上に対して、どれくらいの広告宣伝費を設定するべきかなどは理解していく必要があります。

広告宣伝のROI
ROI = 宣伝効果による粗利益増 ÷ 広告宣伝費(×100%)

効果の範囲をどうとらえるかが難しいため暫定値を入れることになりますが、投資した分の回収がどの程度なら成功といえるかを判断する材料にはなります。

(平均組単価 ✖ コンバージョン ー 広告宣伝費)÷ 広告宣伝費
*コンバージョン:広告掲載のクーポンを利用した数

まとめ

今回は投資と回収を考える上で活用したいROIについて説明しました。

ROIと似た用語に、ROA、ROESなどがあって混乱しやすい部分もあるかと思います。

まずは、投資案件についてはROIの意味するところを理解してもらい、案件が発生したときに実際の場面で活用して生きたものにしていってください。

 

 

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