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・第2四半期の決算発表は2019年2月7日に実施されています。
・本決算は2020年6月です。
物語コーポレーション 総合評価 23.5点
決算分析【増収減益】
増収:売上高は31,507百万円で前年比+2,249百万円(+10.3%)
減益:純利益は1,030百万円で前年比▲381百万円(▲26.9%)
成長性:売上高前年比110.3%で7.0点の評価、営業利益伸長率は97.8%で4.0点の評価
利益面:営業利益率は5.8%で3.5点の評価
資産面:流動比率は93.0%で2.0点、自己資本比率は54.7%で5.0点の評価としました。
・今回、売上高以外の項目で得点を稼ぐことができず、総合評価は23.5点と辛めの評価となりました。
損益計算書(P/L)
・前年比較で、売上高は110.3%と堅調に推移していながら、経常利益が80.9%と極端に低かったので確認したところ、協賛金収入で約4億円の差をつけられていました。
このあと、3Q以降で協賛金は入ってくるのでしょうか?
・売上原価率は34.3%、昨年比で+0.2%増加しています。
・販管比率は59.9%、昨年同期比から+0.5%増加しました。
・売上原価と販管費の増加分で220百万円ほど営業利益を圧迫する要因になっています。
期末の業績予想は変更なし。
・売上高:94.9%
・営業利益:71.6%
・経常利益:70.6%
・当期純利益:64.7%
*期末予測値は第2Qまでの実績値を2倍したものを、業績予想と比較して求めています。




ここまで、物語コーポレーションは増収増益を続けてきましたが、少し雲行きが怪しくなってきました・・・。
月次売上推移
貸借対照表(B/S)




商品の一部紹介
参考 物語コーポレーション|「生業店魂」の集う飲食大生業を目指すキャッシュフロー計算書
店舗展開
第2Q末時点で535店舗
①焼肉部門
当第2四半期連結累計期間中において、「焼肉きんぐ」は9店舗の出店(直営店7店、フランチャイズ店2店)を実施しました。これにより、焼肉部門の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は244店舗(直営店147店、フランチャイズ店97店)となりました。
以上の結果により、直営店の売上高は15,752,173千円(前年同期比8.6%増)となりました。②ラーメン部門
当第2四半期連結累計期間中において、「丸源ラーメン」は7店舗の出店(直営店7店)を実施し、「きゃべとんラーメン」は1店舗の出店(直営店1店)を実施しました。これにより、ラーメン部門の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は159店舗(直営店68店、フランチャイズ店91店)となりました。
以上の結果により、直営店の売上高は4,692,708千円(前年同期比30.4%増)となりました。③お好み焼部門
当第2四半期連結会計期間末におけるお好み焼部門の店舗数は36店舗(直営店17店、フランチャイズ店19店)であります。
以上の結果により、直営店の売上高は998,635千円(前年同期比20.4%減)となりました。④ゆず庵部門
当第2四半期連結累計期間中において、「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」は4店舗の出店(直営店3店、フランチャイズ店1店)を実施しました。これにより、ゆず庵部門の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は73店舗(直営店58店、フランチャイズ店15店)となりました。
以上の結果により、直営店の売上高は5,936,145千円(前年同期比14.8%増)となりました。⑤専門店部門
当第2四半期連結会計期間末における専門店部門の店舗数は4店舗(直営店4店)であります。
以上の結果により、直営店の売上高は528,290千円(前年同期比1.5%増)となりました。⑥フランチャイズ部門
主にフランチャイズ加盟店舗からの売上ロイヤルティ・加盟金・業務受託料等であります。当第2四半期連結累計期間中にフランチャイズ店3店舗の出店を実施しました。当第2四半期連結会計期間末のフランチャイズ店舗数は222店舗となりました。
以上の結果により、売上高は2,278,547千円(前年同期比17.0%増)となりました。⑦その他部門(海外)
主に連結子会社である物語(上海)企業管理有限公司による取組みであります。当第2四半期連結累計期間中に2店舗の出店を実施しました。これにより、その他部門の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は19店舗となりました。
以上の結果により,売上高は1,320,916千円(前年同期比15.8%減)となりました