木曽路|決算分析 本決算 2020年3月期

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今回はしゃぶしゃぶ最大手「木曽路」の本決算(減収減益)を振り返ってみます。
木曽路

本決算の評価点は26.0点

第3四半期とほぼ同様の結果となっています。

決算分析|木曽路【第3Q-2020年3月期】

・しゃぶしゃぶ最大手「木曽路」が中心
・他に居酒屋業態、焼肉業態「じゃんじゃん亭」などを展開
・本決算の発表は4月28日に行われています
・2021年3月期の期末予想は未定

参考 しゃぶしゃぶと日本料理の木曽路&グループ

木曽路 総合評価 26.0

木曽路 総合評価

 

【減収減益】

得点 実績
フリーCF(百万円) 1.5 ▲438
売上高伸長率 5.0 97.4%
営業利益伸長率 2.0 55.4%
営業利益率 2.5 3.2%
流動比率 7.5 284.1%
自己資本比率 7.5 77.1%
トータル 26.0
総合評価

・本決算の総合評価は26.0点
・フリーキャッシュフローはマイナスで1.5点の低評価
・売上高伸長率は97.4%で5.0点の評価
・営業利益率は3.2%で2.5点の評価
・流動比率は284.1%、自己資本比率が77.1%でともに7.5点の高評価

収益性分析

木曽路 損益計算書

第3四半期時点で業績の下方修正ありましたが、マイナス幅をさらに拡大しての着地となっています。

特に当期純利益は達成率45.1%と厳しい結果となっています。

特別損失?

3億78百万円となっています。

・・・現時点では内容は不明。

木曽路 売上推移グラフ

消費増税後の宴会需要の低下、3月に入ってからの新型コロナウイルスの影響などで売上が急降下しました。

人件費の高さ(38.3%:昨年比+1.0%)など販売管理費の高さから、利益を圧迫しているのが分かります。

リンガーハット 3期損益計算書グラフ

原価率は31.1%と安定した水準をキープしており安定感あり。

木曽路 売上原価率グラフ

↓ 木曽路の月次売上高のグラフです。

木曽路 月次売上高

3月の売上高は昨年比で59.8%

既存店のみだと57.5%.

キツイ…。

各社の月次売上実績はこちらから
【外食産業】月次売上一覧 | 直近の各社売上データを比較!!

安全性分析

木曽路 貸借対照表

経営の安定性は、短期視点・長期視点ともに高い状態を維持していて良好と判断できます。

木曽路 貸借対照表グラフ

財務体質は固いですね。

リンガーハット 流動比率グラフ木曽路 キャッシュフロー計算書グラフ

今期はフリーキャッシュフローがマイナスとなっています。

今のところ資金繰りの心配はないものの、不況時には弱い業態なので、ビジネスモデルの変更が求められてきます。

弁当販売なども行っているようですが、

忘年会・新年会・歓送迎会などの宴会需要が先細りするなかで、埋め合わせするには材料が足りない印象です。

木曽路 弁当販売

↑ 弁当販売のラインナップです。

字が小さくて見えませんが、レンジ非対応の容器は・・・問題を残しています。

あと、弁当販売で懸念されることとして、

①食中毒発生のリスク(間違いなく発生します)。

②弁当は独自性が出しずらく、付加価値が低い商品です。そのため価格競争にハマりがちなこと。

③ピーク時のオペレーションの混乱。

どこのファミレスもテイクアウトに力を入れていますが、、、

①価格を上げられないこと

②各社ともクーポンなどの割引幅大きく、今後は安売り競争になっていくこと

③また、デリバリーの対応がないと、売上への貢献もたかがしれていること

この辺が気になるところです。

 

ほかに気になると言えば、、、

有価証券の評価損(2億11百万円)ですね。

内容が確認できたら追記します。

店舗展開

木曽路 店舗数推移グラフ

2020年3月期の店舗展開
・トータル店舗数 173店(今期の純増3店舗)

・新規出店 6店舗

・業態変更 1店舗

・改装 4店舗
・撤退 3店舗

株価推移

木曽路 株価推移グラフ

2020年5月1日時点

*もう一度、2,000円を目指す流れになっています。

株価:2,300円
時価総額:59,602百万円
PER:—-倍
PBR:2.01倍

年初来安値:2,002円

配当金:30円(2021年度は未定)
配当利回り:1.3%
*配当金の判断は難しいですね。財務余力があるとはいえ、減額しても良かったのではと感じます。

 

参考 Yahoo!ファイナンス - 株価やニュース、企業情報などを配信する投資・マネーの総合サイト

株主優待情報

木曽路 株主優待情報

株主優待利回り

お食事券(600円・1000円)

・100株,500株,1000株・・・1.39%

企業情報

㈱木曽路

証券コード 8160

 

本社所在地:〒466-8507

愛知県名古屋市昭和区白金3-18-13
代表番号:052-872-1811

 

本記事の数値データは「木曽路」HP⇒IRデータを参照しています。

他社の業績分析はこちらから
外食決算情報まとめ

まとめ

今回は「木曽路」の本決算を振り返ってみました。

利益のマイナス幅が大きく、収益性では今一つでしたが、財務体質の硬さから総合得点は26.0点とまずまずの評価点となりました。

高単価の業態は景気動向で業績を大きく左右されます。

このあと2年くらいは厳しい状況が続くのかな…ってのが個人的な感想です。

木曽路のビジネスモデル上の強みは、原価率が安定していることと、物件費が比較的に低いことが挙げられます。

しかし、物件費については、売上の大小に関わらず発生してきますので強みと言い切れないのが痛いところ…。

新型コロナウイルスによる影響を会社がどれくらいで試算しているのかを早く知りたいところです。

 

各企業の新型コロナウイルス対策も順次更新しています。
外食各社のコロナウイルスへの対応

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考指標

【成長性指標】

売上高伸長率推移 前期売上高÷当期売上高
営業利益高伸長率推移 前期営業利益高÷当期営業利益高
店舗数推移 IR発表データより
1店舗当たり売上高推移 売上高÷店舗数
1株当たり経常利益推移 経常利益÷発行済み株式数
総資産成長率 前期総資産÷当期総資産
  2018 2019 2020
売上高伸長率 100.2% 101.5% 97.4%
営業利益高伸長率 208.1% 115.4% 55.4%
店舗数 162 169 174
1店舗当たり売上高 246.9 240.1 227.2
1株当たり経常利益 87.9 98.9 55.8
総資産成長率 101.9% 102.6% 96.7%

【安全性指標】

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流動比率 流動資産÷流動負債
自己資本比率 自己資本÷総資産
固定長期適合率 固定資産÷(固定負債+自己資本)
売上高営業CF比率 営業キャッシュフロー÷売上高
流動負債営業CF比率 営業キャッシュフロー÷流動負債
売上債権対買入債務比率 売上債権÷買入債務
  2018 2019 2020
流動比率 266.2% 280.9% 284.1%
自己資本比率 74.5% 75.3% 77.1%
固定長期適合率 66.0% 65.2% 67.9%
売上高営業CF比率 7.9% 4.6% 4.5%
流動負債営業CF比率 53.3% 32.4% 35.1%

【収益性指標】

売上原価率 売上原価高÷売上高
営業利益率 営業利益高÷売上高
損益分岐点比率 損益分岐点売上高÷売上高
総資産回転率 売上高÷総資産
固定資産回転率 売上高÷固定資産
棚卸資産回転率 売上原価高÷棚卸資産
  2018 2019 2020
売上原価率 31.7% 31.4% 31.1%
営業利益率 5.0% 5.7% 3.2%
損益分岐点比率 92.7% 91.7% 95.3%
総資産回転率 1.16 1.14 1.15
固定資産回転率 2.13 2.10 1.97
棚卸資産回転率 25.7 19.5 18.8