この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

・回転寿司「すし銚子丸」が中心
・他社と比較して商品価格帯のバリエーション多め
・本決算発表は3月26日に行われました。
銚子丸 総合評価 34.5点



【増収増益】
得点 | 実績 | |
フリーCF(百万円) | 5.0 | 690 |
売上高伸長率 | 5.5 | 104.4% |
営業利益伸長率 | 7.0 | 100.6% |
営業利益率 | 4.0 | 3.1% |
流動比率 | 7.0 | 241.4% |
自己資本比率 | 6.0 | 66.7% |
トータル | 34.5 |
増収:売上高は14,805百万円で前年比+626百万円(+4.4%)
増益:当期純利益は280百万円で前年比+27百万円(+1.6%)
・第2四半期の総合評価は34.5点(高い評価の部類です)
・フリーキャッシュフローは3期連続で安定感あり5.0点の評価
・売上高伸長率は104.4%で5.5点の評価
・営業利益率は3.1%と低く4.0点と低評価
・流動比率は241%で7.0点と高評価
・概算の損益分岐点比率は94.7%と売上低下によって赤字転落のリスクは高めです。
*100%を超えると赤字です。














収益性分析






















人件費の高騰が大きく足を引っ張っていると予想されます。











分母がデカいので金額でみればそれなりに大きいのですが、売上が10%落ちると黒字ギリギリのラインに落ちそうです。
・売上原価率は40.8% 前年比▲0.2%と改善
・販管比率は56.1% 前年比+0.6%と悪化傾向











高単価商品を扱かっていることもあり原価率は業界1位ですが、販管費率はワーストとなっています。
営業利益:85.2% ✖
純利益:73.8% ✖
業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の業績見通しにつきましては、2019年5月期決算短信(2019年6月27日公表)において公表いたしました業績予想に変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症による経済への影響が拡大し長期化する兆しを見せてきておりますが、現時点ではその影響を数値化することが困難であるため、本業績予想には織り込んでおりません。
今後、修正の必要が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。














安全性分析











安定性については鉄板の硬さで、守りに強い印象です。














店舗展開











働き方改革でコスト増が顕著に表れてきたのではと予想されます。






株価推移
2020年3月27日時点
株価:1,059円
時価総額:15,375百万円
PER:28.64倍
PBR:2.10倍
年初来安値:870円
配当金:6円
配当利回り:0.57%
株主優待情報
・100株,500株,1,000株・・・0.94%
企業情報
㈱銚子丸
証券コード 3075
本社所在地:〒261-0025
千葉県千葉市美浜区浜田2-39
代表番号:043-350-1266
本記事の数値データは「銚子丸」HP⇒IRデータを参照しています。
他社の業績分析はこちらから
まとめ
今回は「銚子丸」の第3四半期結果を分析しました。
総合評価で34.5点と堅調な数字を叩いています。とくに財務面での強さが目立ちました。
販管費率をもう少し抑えていければ・・・
この難局を切り抜けられそうかなと思います。
また、銚子丸は月次売上を発表していないので、コロナウイルスの影響をどれくらい受けているか判断しずらいです。
出来れば売上速報を出していただけたらと思います。
各社の月次売上実績はこちらから