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・プロデュース店向けに麺やスープを販売(コンサルも実施)
・本決算発表は3月16日に行われました。
・3月18日に株式の1-2分割を予定しています。
ギフト 総合評価 23.0点
【増収減益】
得点 | 実績 | |
フリーCF(百万円) | -3.0 | -179 |
売上高伸長率 | 7.5 | 134.7% |
営業利益伸長率 | 5.2 | 102.7% |
営業利益率 | 6.5 | 10.9% |
流動比率 | 1.0 | 97.3% |
自己資本比率 | 5.8 | 58.0% |
トータル | 23.0 |
増収:売上高は2,808百万円で前年比+724百万円(+34.7%)
減益:当期純利益は183百万円で前年比▲13百万円(▲6.9%)
・第2四半期の総合評価は23.0点
・フリーキャッシュフローはマイナスで▲3.0点の評価
・売上高伸長率は大幅増で7.5点の高評価
・営業利益率は10.9%で6.5点と高評価
・流動比率は97.3%で1.0点と低評価
*特に流動負債の増加が気になる部分です。
・概算の損益分岐点比率は84.3%で売上低下への耐久力あります。
*100%を超えると赤字です。



収益性分析
・上場間もないため財務諸表は2期分の比較になっています。
・売上原価率は30.8% 前年比+1.1%と増加
・販管比率は58.3% 前年比+2.3%と悪化
営業利益:103.0% 〇
純利益:114.4% 〇
今回、期末予想の変更はありません。
第2Q、第3Qは苦戦が想定されるため、期末予想の達成は難しいと判断します。



安全性分析
・短期の安全性を示す流動比率は97.3%とやや厳しい状況
フリーキャッシュフローもマイナスで、成長過程の企業でありがちなパターンですが、コロナ禍によって一気に悪化する可能性もあります。



店舗展開
・第1四半期で直営店97店舗(+2店舗)、プロデュース店371店舗(+4店舗)と店舗数は着実に伸ばしています。
・米国出店中の3店舗が、コロナウイルスの影響で営業停止になるリスクがあります。
株価推移
2020年3月16日時点
株価:2,075円
時価総額:10,290百万円
PER:16.04倍
PBR:3.27倍
年初来安値:1,800円
配当金:30円
配当利回り:1.45%
株主優待情報
1枚当たり800円で計算すると
・100株・・・1.5%
・200株・・・1.2%
企業情報
㈱ギフト
証券コード 9279
本社所在地:〒194-0013
東京都町田市市原町町田6-27-19
代表番号:042-860-7182
本記事の数値データは「ギフト」HP⇒IRデータを参照しています。
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まとめ
今回は「ギフト」の第1四半期結果を分析しました。
売上伸長率は135%と大きく伸びていますが、経費悪化によって利益率が売上についてきてない状態のためトータル23.0点の評価となりました。
ラーメンは習慣性のある国民食ですが、その分競争も激しい業態です。
家系の二郎リスペクトで全国や海外展開を目指していますが、現時点ではラーメン単体で成長して行くのは厳しいのでは・・・というのが率直な印象です。
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