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①カレー専門店 FCでの展開が中心
②ハウス食品グループの傘下
・本決算発表は4月6日に行われています。
壱番屋 総合評価 40.5点
【増収増益】
得点 | 実績 | |
フリーCF(百万円) | 8.0 | 4,538 |
売上高伸長率 | 5.0 | 102.6% |
営業利益伸長率 | 7.0 | 117.2% |
営業利益率 | 6.0 | 10.1% |
流動比率 | 8.0 | 375.5% |
自己資本比率 | 6.5 | 67.4% |
トータル | 40.5 |
増収:売上高は51,495百万円で前年比+1,281百万円(+2.6%)
増益:当期純利益は3,257百万円で前年比+498百万円(+16.7%)
・第4四半期(本決算)の総合評価は40.5点
・フリーキャッシュフローは高い水準を維持しており8.0点の高評価
・売上高伸長率は102.6%で5.0点の評価
・営業利益率は10.1%で6.0点と高評価
・流動比率は375.5%で8.0点と高評価
・概算の損益分岐点比率は78.8%と安全性は高い水準です。
*100%を超えると赤字です。



収益性分析
昨年末に期末予想値の上方修正があり、その予定通りの着地となりました。
売上高:100.5% 〇
営業利益:100.3% 〇
純利益:100.5% 〇
来期予想をスルーしている企業が多い中、壱番屋は業績予想を推定値で行っています。
既存店売上高前年比を90%
(上期87.5%、下期92.5%)
海外店舗は65%
(上期51%、下期78%)
売上高は450億円(前期比▲12.6%)
営業利益は22.3億円(▲57.2%)
経常利益は24.7億円(▲54.5%)
当期純利益は10.7億円(▲67.2%)
2月末までの実績ですが、上の表から宅配手数料が大きく伸びているのが分かります。今年度は新型コロナウイルスにともなう自粛でさらに宅配売上が伸長することが予想されます。
安全性分析
有利子負債0円、流動比率300%超え、財務体質(安全性)は盤石です。
店舗展開
2020年2月期の出店は・・・
国内:1301店舗
純減 4店舗(新規出店が13店舗、退店17店舗)
海外:186店舗
純増 14店舗(新規出店が31店舗、退店17店舗)
株価推移
2020年4月7日時点
株価:4,070円
時価総額:129,939百万円
PER:121.42倍
PBR:4.23倍
年初来安値:3,530円
配当金:80円
配当利回り:1.97%
株主優待情報
・100株,200株・・・0.49%
・1000株,2000株・・・0.29%
企業情報
㈱壱番屋
証券コード 7630
本社所在地:〒491-8601
愛知県一宮市三ツ井6-12-23
代表番号:0586-76-7545
本記事の数値データは「壱番屋」HP⇒IRデータを参照しています。
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まとめ
今回は「壱番屋」の本決算を分析しました。
総合評価では前回に続き、40.5点と高い評価となっています。
壱番屋の長所として利益率が高いことと、財務体質の強さが際立っています。
・・・「壱番屋」本体は盤石としても、
FC展開が中心(約85%)なので各オーナー店舗の損益が心配なところです。
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各企業の新型コロナウイルス対策を順次更新しています。