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①首都圏の駅前を中心に展開
②中華そば390円など低価格志向が強い
③生ビール330円、おつまみメニューも100円台から揃えて「ちょい飲み」需要狙いも
④長時間営業が中心
・本決算発表は4月3日に行われました。
ハイディ日高 総合評価 34.5点
【増収減益】
得点 | 実績 | |
フリーCF(百万円) | 4.0 | 2,271 |
売上高伸長率 | 5.0 | 100.8% |
営業利益伸長率 | 4.0 | 86.6% |
営業利益率 | 6.0 | 9.7% |
流動比率 | 8.0 | 306.4% |
自己資本比率 | 7.5 | 80.7% |
トータル | 34.5 |
増収:売上高は42,209百万円で前年比+347百万円(+0.8%)
減益:当期純利益は2,578百万円で前年比▲503百万円(▲16.4%)
・第4四半期(本決算)の総合評価は34.5点
・フリーキャッシュフローは安定感あり4.0点の評価
・売上高伸長率は100.8%で5.0点の評価
・営業利益率は9.7%と高く6.0点と高評価
・流動比率は306.4%で8.0点と高評価
・概算の損益分岐点比率は86.6%と安全性は余裕があります。
*100%を超えると赤字です。
直近の決算データからラーメンチェーン店の経費比較をしてみました。
「ハイディ日高」と「王将フードサービス」が経費モデルとしては似た状態で勝ち組になっています。



収益性分析
ほぼ予定通りの着地となりました。
売上高:100.5% 〇
営業利益:99.9% 〇
純利益:98.0% ―
来期の業績予想については新型コロナウイルスの影響が想定できないことを理由に開示されていません。
安全性分析
有利子負債0円、流動比率300%超え、自己資本比率は80%・・・
財務体質(安全性)は抜群に強い企業です。
営業CFは前期から▲707百万円のマイナス。当期純利益の減少が影響しています。



店舗展開
今期は純増14店舗(出店が22店舗、退店8店舗)
来期は出店25店舗、退店8店舗を見込んでいます。
株価推移
2020年4月4日時点
株価:1,370円
時価総額:52,262百万円
PER:19.79倍
PBR:2.03倍
年初来安値:1,195円
配当金:36円
配当利回り:2.63%
*来期の配当金については今期並みを想定しているものの、業績見通しを立てた時点で変更を予定しています。
株主優待情報
・100株,500株,1,000株・・・1.45%
企業情報
㈱ハイディ日高
証券コード 7611
本社所在地:〒330-0846
埼玉県さいたま市大宮区大門町3-105
代表番号:048-644-8447
本記事の数値データは「ハイディ日高」HP⇒IRデータを参照しています。
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まとめ
今回は「ハイディ日高」の第3四半期結果を分析しました。
総合評価で34.5点と高い評価になりました。
特に利益率が高いことと、財務体質の良さが強みとなって得点を稼いでいます。
ハイディ日高は、低価格中心ということで不況期やデフレにも強い体質の企業の代表とも言えるでしょう。
2月の締め時点では消費増税についての影響は受けたものの、新型コロナウイルスの影響はまだ浅かったと言えます。



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