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*吉野家ホールディングスの2020年度 第3四半期の決算発表は2020年1月10日に行われています。
本決算は2020年2月末
株式会社 吉野家ホールディングス
証券コード 9861
本社所在地:〒103-0015
東京都中央区日本橋箱崎町36-2
代表番号:03-5651-8800
HP⇒https://www.yoshinoya-holdings.com/
本記事の数値データは吉野家ホールディングスHP⇒IRデータを参照しています。
牛丼の吉野家を軸に、はなまるうどんなども全国展開
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総合評価 26.3点
増収増益
第3四半期までの累計
昨年同期比で売上高は+98.6億円(6.6%)増加、営業利益が+34.5億円、純利益で+33.3億円増と堅調に推移しました。
本業の稼ぎを示す営業利益率は1.8%となり、昨年から+2.2%ほど改善しています。昨年が赤字でしたが、一昨年と同レベルに回復しています。
資産・負債の推移
バランスシートは期首に対して、+152.8億円と膨らんでいます。
短期の借入金が+10.1億円の増加、長期借入金も+47億円ほど増加しました。
純資産は▲8.3億円とマイナスし、自己資本比率は▲5.9%と減っています。
残りの増加分は、今期から適用した国際会計基準(IFRS)によるものとしており、決算が1周するまでは決算短信からは不透明な状態です。
成長力の推移
セグメント別にみると、
吉野家:売上は7.6%増、4店舗の純増、既存店が好調に推移。
はなまる:売上は6.2%増、12店舗増。
アークミール:▲1.6%減、今期は12店舗閉鎖。
*不採算部門であったアークミールは安楽亭への売却が決定しています。
京樽:売上は3.6%増、店舗数の増減ゼロ。
海外部門:売上が4.7%増、店舗数は出店100の閉店40で60店舗の純増。
上方修正
2020年2月期の連結業績の上方修正が発表されています。
売上高 +7,000(+3.4%)
営業利益 +2,600(+260%)
経常利益 +2,500(+166.7%)
単位:百万円
好調の要因
吉野家において創業120周年施策として販売した、牛丼の新サイズ「超特盛」「小盛」、「特撰すきやき重」、「月見牛とじ御膳」などの商品施策や、6月に実施した「テイクアウト80円引き」などの販売施策も好評だったことに加え、消費増税が行われた10月以降も「牛丼・牛皿全品10%オフキャンペーン」や冬の定番「牛すき鍋膳」「麻辣牛鍋膳」などの施策が好調に推移しており、10月以降の既存店売上高も前年を大きく上回って推移しております
損益計算書(P/L)
貸借対照表(B/S)
キャッシュフロー計算書
店舗展開
株価推移
2020年1月9日時点
株価:2,960円
時価総額:192,783百万円
PER:1909.68倍
PBR:3.86倍
出典⇒https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart



