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私が考える数値に強いっていうのは、お店の収入や支出に絡むお金の動きが、数字を見るだけで手に取るように感じられるレベルまで数値を理解している状態のことです。
つまり、目指す姿は、あなたが店舗の営業数値や損益計算書をみて、儲けるためにどうすればいいか、今儲かってなければ何が問題なのかを、瞬時に掌握できる状態になるということです。
今回は不器用な私が実践して有効だったなと思ったいくつかの方法を挙げていきます。
家計簿をつける

akizouさんによる写真ACからの写真
今さら家計簿かよと思う人もいると思いますが、これは数値感覚を強くするのに非常に有効です。
まずは市販されている家計簿を購入してください。
スマホのアプリもありますが、100円shopのものでもかまいませんので、スタートはアナログ式で行ってださい。
感覚をつかむまではなるべく手をつかうことをオススメします。
やり方ですが・・・
毎日の支出を記入します。
給与など収入がある時はそれも記入する。
税金については、支出として記入してください。
記入の仕方で注意するのは、1アイテムごとに記入すること。
つまり、セブンイレブン:800円とかでなく、おにぎり2個:240円、週刊誌:460円、コーヒー100円といった具合で。
そして1週間ごとに、財布内の残高と支出した分の額の帳尻があっているかを点検してください。
既婚者で相方が家の財布を握っているケースがあると思います。
その時は理由を説明して、家計簿をつけたいんでといって協力してもらってください。
協力を拒む時は別な問題があるかもしれません(笑)
深入りせず、自分のコントロールできる範囲でやってください。
だいたい家計簿をつける作業を3か月も続けて実践していれば、実際に動いているお金と、帳面上で数字として動くお金が同じものとして見えてきます。
封筒にお金をいれる

給与が入ったら、その月の支出として必要な分を1回で銀行から全額引き出してください。
引き出す際には、万札だけでなく1,000円札も多く用意してください。
*今回は蓄財の話ではないので、自己投資含めて、どう投資に回すべきかなどは割愛します。
その際、銀行や郵便局では封筒が置いてあると思いますので、10枚以上持って帰ってきてください。
次に、持ち帰った封筒に、支出ごとの項目名を書いていきます。
ガス代、水道代、食費、衣服費、ガソリン代、書籍代・・・等々
そして、それぞれの項目に対しての費用枠を決めていきます。
枠については少し厳しめに、ぎりぎりで設定してみてください。
後は必要となった時に、必要な分のお金を封筒から取り出して使うだけです。
やれば分かりますが、当初の予定では足りると思っていたのに足りなくなった。
逆にこれは使わずに余ったのも出てくると思います。
なんでだろうと考えたり、どうすれば枠の中に納まるかなど知恵を絞ってみてください。
これも3か月くらいですかね。
これをやり続ければ予算や目標という枠を決めることや、その枠の中で支出をコントロールする力は飛躍的に伸びていきます。
まとめ
今回、お金(=数字)の流れを理解するには身近な自分の家計や財布から始めるのがいいよって話でした。
お金を扱うってことで言えば、数字の桁数が違うだけで家計も店舗も本質的な部分は共通してると思います。
苦手なことを克服したかったり、何かをマスターしたいと思ったら、いろんな機会を利用して接していくのがいいよってのが本質部分での結論ですね。
今回紹介させていただいた手法は、私が駆け出しのころ、経済的に苦しくて何とか生活をやりくりするために実践していたことです(笑)
現在ではネットバンクやキャッシュカードを利用してるんで、現金を扱う場面は極端に減ってしまいましたが、あの頃の学びはとても大きかったと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。