決算分析|すかいらーくHLD 【2018年第4Q決算報告】

 

いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。

↓すかいらーくの第3Q分析記事

http://momo-taro.xyz/post-1809/

 

今回はすかいらーくホールディングスの第4Q決算を確認していきます。

 

大きなニュースが飛び込んできています。2019年度で配当金が減配されることがアナウンスされました。

2018年:38円 ⇒ 2019年:19円(50%ダウン)

 

さて第4Qの本決算で何があったのでしょうか・・・??

 

株式会社 すかいらーくホールディングス

HP https://www.skylark.co.jp/index.html

 

*本ブログの資料はすかいらーくHLDのIRデータを参照しています。

 

すかいらーくHLD 第4Q決算

すかいらーくHLDの業績を財務諸表を見ながら振り返ってみます。

 

2018年12月期 第4Q決算
単位:百万円 %は前年比

 

【昨年比較】

増収減益 3期連続減益

 

売上高

売上高は3,663億円と前年同期比で+1.9%ほど伸長しています。

前年比較での内訳は・・・

・既存店売上 +14億円 +0.4%
・新規出店  89店舗 +124億円
・デリバリー +32億円 +15%

ん-数字が合わない、、、撤退店舗分の売上計上してないのと株主優待の相殺分?

 

デリバリーの売上が伸びているのは時代の流れで、まだまだ伸びる分野だと思います。しかし配達の手間を考えるとデリバリーの利益率は低めなのかなと想定しています。

 

↓こんな感じですかね??

売上:2,500円(1回)
原価:775円(包材分いれて31%計算)
人件費:900円(配達を45分計算)
その他人件費:300円(調理・梱包時間など)
利益:525円

 

通常のイートインに比較すると配達分のコストが余計にかかるんで、利益額の上乗せはあると思いますが、利益率は上げずらくなっていくのではないかなと。他にも配達要員の採用コストや、繁忙時のイートインの回転率への影響などもあると思いますので。。。

 

新規出店

 

収益性分析

営業利益は228億円となり前年同期比で-53億円(-18.7%)と大きくマイナスしています。経費増の理由として人件費増分が+19億円と株主優待分が+34億円が主で、それ以外にも改修コストや修繕費がかさんでいるとのこと。

 

単位は%

年度 営業利益率 原価率 人件費率
17.12 7.8 30.1 33.7
18.12 6.2 30.4 34.3

 

人件費は第3Qの34.0%から0.3%さらに上がっています。お店のオペレーションを見る限り、生産性もだいぶ絞っているので改善の余地は少ないんじゃないかなと感じます。それに対して給与単価は上がってますんで、、、2019年は35%台に乗ってくるでしょうね。

 

株主優待の内容は前年と変わっていませんので、株主数が増えて使用金額が膨らんだ影響ってことでしょうか。

 

貸借対照表 B/S

バランスシートも確認しましょう。

単位:百万円

 

(。´・ω・) 流動負債と固定負債が入れ替わってますね・・・

 

 

 

流動負債(短期借入金など1年以内での返済必要)が1,572億円と重いです。危険水域でずぶずぶしていることは間違いありません。

 

流動比率:37,736 ÷ 157,277 = 23.9% (前年 60%)アウト

当座比率:23,785 ÷ 157,277 = 17.1% (前年 43%)アウト

自己資本比率:130,453 ÷ 330,671 = 39.4%(前年 40%) 〇

棚卸回転率:26.0回転 (前年 23.1)以前からですが低いです。なぜでしょうか・・・

 

キャッシュフロー計算書

 

キャッシュフローは問題なさそうです。企業としてお金を稼ぐ力はしっかり持っています。

 

しかし・・・

 

有利子負債とその金利負担が重たいのが何とも残念なところです。

 

フリーCF = 営業CF - 投資CF = 119億円

有利子負債 ÷ フリーCF = 1,331 ÷ 119 = 11.18

 

10年経っても返済できず、、、さらに営業CFが現状維持程度が精一杯となると厳しいです・・・

 

2019年1月速報値

 

1月の速報値です。全店売上は+4.4%増、既存店売上も+2.4%増と好調なスタートを切りました。

 

株価推移 証券コード3197 東証1部

【株価】

2/14現在 1,682円

*2年チャート

*5年チャート

 

冒頭でも触れましたが、配当金の減配(39円→19円)を受けて株価は大きく下落している最中です。

 

PER 30.14倍
PBR 2.54倍
従業員数 6,153人(連結)
平均年齢 46.6歳
平均年収 6,950千円

 

従業員数 平均年齢 平均年収
2016 6,002 40.5 591
2017 6,187 46.4
2018 6,153 46.6 695

 

平均年齢と平均年収の高さを見ると、現場がどれだけ成長戦略のモチベーションを持てるか疑問を感じます。

 

一般論になりますが、年齢が高くなるにしたがい体力は落ちるし、変化を避けて保守的になる傾向があります。さらに高給とってるって話だと、あがいて伸びていこうとするより今を守ろうとするリスク回避型の行動をとる社員が多くなるんじゃないかなと。

 

配当金と株主優待情報

【株主優待】

グループ店舗で使用できるお食事券

100株~ 6,000円分
300株~ 20,000円分
500株~ 33,000円分
1,000株~ 69,000円分

 

【配当金】

配当金 19円見込み(前年から減配)
配当利回り 1.12%

 

【配当+利回り】

現在の株価が1,682円なので、100株1単元購入で168,200円(+手数料)ですかいらーくの株主になれます。

 

1単元(=100株)保有で、食事券6,000円分、配当金が1,900円なので・・・還元率は4.69%です。株主優待狙いであれば鉄板と言える銘柄ですね。ちなみに1,000株保有だと還元率は5.23%です。

 

現金を銀行に寝かせているだけなら、株式購入して外食費を浮かせて優待生活をエンジョイするのは全然ありだと思います。1,000株保有なら年間で69,000円分の外食費が減らせますからね。

 

と言いいたいんですが、、、今のところ手出し無用かとwww

 

目先はさらに株価の調整が入りそうですし、月次が悪化すれば優待改悪もありうるんで、長期で保有したいということなら増税後からゆっくり分散して購入していくのがよさそうです。

*投資は自己責任でお願いいたします。

 

【会計マメ知識】

流動資産:1年以内に資金化が見込める資産

流動負債:1年以内に返済の必要な負債

当座資産:流動資産の中ですぐに換金できるもの

流動比率:流動資産 ÷ 流動負債
(200%以上が望ましい)

当座比率:当座資産 ÷ 流動負債
(100%以上が望ましい)

自己資本比率:自己資本 ÷ 総資本
(成長段階では設備投資が先行するので低くなりがちだが40%以上が望ましい)

フリーキャッシュフロー:企業が自由に使えるキャッシュのこと。営業キャッシュフローから、投資にまわしたキャッシュフローを引いたもの。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも役立つ情報を発信していけたらと思います。

 


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