飲食店経営 人件費管理の盲点

今回は少し見る視点を変えて人件費管理の話をしていきます。マネージャー自身も無意識のうちにハマってしまっていて気づかなかったり、管理者サイドで実体が非常につかみずらい人件費がらみの問題をいくつか確認していきたいと思います。

 

社員の給与

当然ながら売上規模や営業利益の額によって社員へ出せる給与額は決まってきます。そういう意味ではしっかり稼いでくれる店長は相対的にみて高い給与をもらえるようになるし、稼ぎの悪い店で働く店長はそれなりの報酬にならざるを得ません。

 

社員の給与の内訳

さて、社員の給与を分解してみましょう。

 

社員給与

・基準内賃金

・残業代

・深夜手当

・法定福利費

・賞与(引当金)

・交通費

 

ここで注意しないといけないことがいくつかあります。

 

社員の残業代

一つ目は社員の残業代です。

 

残業代が発生するありがちなパターンは、アルバイトの充足が十分に出来ておらず、また人も育たずで、社員の長時間勤務が常態化しているケースです。社員の疲労も重なって生産性が落ちますし、モラルも低下しやすいので早期に改善が必要です。

 

この後は批判を覚悟で話を進めます。。。

 

人が集まらない育たないという状況が続くのは社員自身の魅力や、力が足りないパターンもあるんですが、

 

このパターンで注意しないといけないのは、社員の残業が長期間続いてしまっているケースです。

 

これが何かって言うと、どうしても人は給与額に合わせた生活水準になっていくんですよね。残業が長期間常態化していくと、知らず知らずのうちに残業代込みの給与水準に合わせた消費生活を送るようになっていきます。

 

この状態になると無意識のうちに今の生活水準を守ろうと防御に入ってしまうので、さらに残業生活から抜けずらい状況に陥ってしまうケースが発生します。つまりアルバイトの充足と、自身の生活レベルの維持の間で矛盾が生まれるんで積極的な行動を起こせなくなるんですよね。

 

社員が深夜ハマりのケース

同様に注意が必要なのが深夜に社員がハマっているパターンです。残業とダブルで絡んでいるケースも多見されます。残業代と同じように深夜手当をずっともらっている状態が続いていると、深夜手当が削られて給与が大幅にダウンすることは、どうしても避けようとする防衛本能が働きます。

 

深夜のアルバイトがなかなか定着しないとか、いつまでたっても成長しないと社員が言ってる場合は実体がどうなっているのかの確認が必要ということは頭に入れておいた方がいいです。

 

昔は金に困ってくると店の売上金をパクるみたいな悪質な犯罪もありましたが、今は防犯カメラとかの設置も増えてさすがにバレますので、合法的に収入を増やそうと残業代や深夜手当で稼ごうとする輩が少なからずいます。今とこれからの自分の生活を守らねばっていうやむにやまれぬ事情もありますからね。

 

このタイプの社員は、任されているにしても自分の運営する店が儲けることと、自分の生活というものに明確に一線を引いているので、本音の部分では店が成功する云々に重きを置いていません。本人は頑なに否定すると思いますが、言動を見ていれば気づくと思います。

 

ハマりパターンの改善策

こういう状況を改善するには、損益計算書上で社員給与の内訳をハッキリと明記することです。その実績を見ながら、どうしていくかを当人に問いつづけていくのが一番です。

 

なかなか人材不足のおり人手を切るのは辛いことだと思いますが、3~4か月ほどしても行動に改善が見られない場合は英断する覚悟が必要だと思います。損益がいつまでも改善されず店の運営を窮地に陥れるだけですからね。

 

社員にアドバイス

今より給与が増えれば生活が楽になるってのは必ずしも真実ではありません。どうしても人は収入に合わせて生活水準を上げてしまうんでね。結果的にいつまでも苦しいのが続いていく。私もたくさんの失敗を繰り返してきました。

 

そんな失敗経験を重ねてきた私がアドバイスするとしたら、自分自身のお金の使い方は時々見直しをかけること。生活水準は出来る限り引き上げないこと。そして自分にプラスになる投資に出来る限りのお金を振り分けるようにしてみてください。

 

 


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