ROIを理解して投資リスクを計算出来るようになろう

ROI(投資回収率)という言葉を耳にしたことありますか?

 

飲食店においては、設備投資をしないことには遅かれ早かれじり貧になるし、かといって採算が取れないレベルの投資を行うと資金繰りが行き詰って破綻してしまうことになります。

 

今回の記事は、言葉はとっつきにくいが、内容はシンプルなROIを理解して設備投資によるリスクを計算できるようになることが狙いです。

 

ROIとは?

ROI(Return on Investment・リターン・オン・インベストメント)の略で、投資に対してのリターン(利益)がどれくらいかを計算した数字のことです。会計の言葉で言えば、投資回収率といいます。

 

ちょっと分かりづらいですよね。簡単な言葉を使って費用対効果とかコスパとかでもOKです。

 

ROIはどれくらいのレベル(金額)の投資を行えばいいかを、計算から導こうとするためのものです。

 

つまり、投資したお金がどれくらい利益を生み出すかを計算したもの・・・

 

ここまで大丈夫でしょうか??

 

文章で理解するよりも、公式を見た方が分かりやすいので↓確認しましょう。

 

【ROIの公式】

ROI = 利益額 ÷ 投資額 (×100%)

 

 

実際にROIを計算してみよう

シミュレーションしてみましょう!

 

ある会社が2店目のお店を出すことを考えました。居抜きの物件で初期費用が2,000万円かかったとします。1店舗目と同じ業態をやるということで、立地から考えて月商600万円、利益率は10%を見込んで試算してみます。売上については初年度がピークで、その後は5%ずつ下がると予測します。

初期費用:2,000万円
1年目の売上:7,200万円(年間)
2年目の売上:6,840万円
3年目の売上:6,480万円
利益率:10%

 

【1年目】
売上600万円 × 12か月 = 7,200万円
利益率は10%だから、7,200万円 × 0.1 = 720万円

ROI = 720万円 ÷ 2,000万円 (×100%)= 36%

 

【2年目】
売上(600万円×95%) × 12か月 = 6,840万円
利益率は684万円となり、1年目の実績を合わせると1,404万円

ROI = 1,404万円 ÷ 2,000万円 (×100%) =70.2%

 

【3年目】
売上(600万円×90%) × 12か月 = 6,480万円
利益率は648万円となり、過去年分の実績と合わせると2,052万円

ROI = 2,052万円 ÷ 2,000万円 (×100%) =102.6%

 

3年目でようやくROIが100%を超えてプラスになりました。

 

ROIを計算するときに注意すること

繰り返しますが、ROIは投資したお金がどれくらいの利益を生み出したかを表しますので、投資額>利益額では投資することの意味がそもそもないって話になりますし、投資額<利益額の場合でもどれくらい投資額よりも多く回収できるか、またその期間の長さが問題になってきます。

 

ROIの見込みが狂う一番の原因は、売上変動が大きくなることによって、見込んでいた利益が確保できないという問題が発生してしまうことです。なので、売上の予測については甘い見込みや期待でなく、固い数値で組み立てることに注意してください。

 

ROIが100%のラインでも、払った分のお金がそのまま戻ってきたって話なんで、銀行に2,000万円預けておいたのと大して変わりません。ROIの目標値は140%以上とか高い基準でハードルを設ける必要があります。

 

また、飲食店の場合だと4年目・5年目となってくると追加の設備投資も必要になってきますので、回収期間の見込みも3年でどこまで回収できるかを一つの目安とするといいでしょう。

 

 

ROIを改善するには、①投資額を抑える、②利益額を上げる、のいずれかの選択になります。

 

マーケティングの分野でもROIは必須に

ROIの考え方はマーケティングの分野でも活用されています。

 

お店で広告宣伝費を使ってお客様が数多く来店したとしても、利益が増えないことには採算がとれません。

ROI = 宣伝効果による利益増 ÷ 広告宣伝費 (×100%)

 

効果の範囲をどうとらえるかが難しいため暫定値を入れることになりますが、投資した分の回収がどの程度なら成功といえるかを判断する材料にはなります。

 


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