インバウンド対策 ハラール認証

 

今回はインバウンドとイスラム教におけるタブーについて紹介します。
3~4日前の日経新聞でUSENの田村社長が日本の飲食店のインバウンドの対応が遅れているという記事がのっていました。
田村社長はその記事の中で、訪日客需要を体感できていない店舗が多い。今後はインバウンドで稼ぐお店と稼げないお店で収益に差が出る。ホテル運営でつかんだニーズを飲食店に伝えたいと書いていました。
その記事をみて、飲食店は訪日客や日本居住の外国人の取り込みについての努力ってのをもっとしていかないとダメだなって感じたのと、そのためには、まず知識がないと話がはじまらないよなって。
そんなとこからスタートして、今回は分かりずらいイスラム教のハラームとハラールについて後半でまとめてみました。

 

 

インバウンド需要
先にインバウンド(訪日観光客)需要について。
これは、外国からの旅行者による日本国内での消費活動にともなう、需要の創出のことです。中国人の爆買いなどがニュースとなり、言葉は聞いたことがあると思います。2020年の東京オリンピックに向けて、政府も施策として強化に取り組んでいるので、マーケットとしては拡大傾向にあります。
2015年のインバウンド需要の総額は3兆円を超えました。
滞在中に旅費含めて一人あたりの訪日客が使う金額は約15万円で、日本人一人あたりの年間に消費に支出する額は約120万円です。
政府は訪日客を今の2倍近い3,000万人まで増やす予定ということで、いかに大きなマーケットとなりつつあるブルーオーシャンであるか理解してもらえるかと思います。
飲食店では、外国語表記での案内やメニューの準備、メニューも写真を多用したり、SNSやHPでの外国人向けにお店の紹介も必要になってきます。
この辺は自分が外国に行って食事をする時のことを考えれば、やるべきことは見えてくるかと思います。また情報の少ない外国人にとって、口コミの影響度は大きく、店舗選択の重要な要素になってきます。

 

 

イスラム教
その中でも日本人にとって特に分かりずらいのがイスラム教かと。問いかけてみればまったく答えられない人もいますし、テロだとか、何かお祈りしたり、食べられないものがあるくらいの認識がほとんどで、イスラム教ってよくわからないって人が大多数だと思います。
イスラム教徒(=ムスリム)は世界で16億人強います。イスラム教徒は聖典(=コーラン)を厳格に守っています。
イスラム教では五行六信が説かれています。

 

 

ハラーム(=禁止・タブー)
禁じられていることがいくつかありますが、飲食がらみだと豚肉とアルコールがNGです。
豚肉は100%だめで、肉そのものはもちろんのこと、豚肉の混じったハムやソーセージなどの加工品もだめですし、豚の油や酵素などの混じった調味料などもダメです。
アルコールについても同様で、アルコールの混じった化粧品や医薬品とかもNGです。
日本で暮らしているイスラム教徒の方は、外食時はもちろんのこと、調味料などの成分も日本語表記で良く分からないため非常に苦労しているようです。

 

 

ハラール(=許可)
ハラームの反意語ですが、様々なNPO法人などがハラール認証という制度を設定し、イスラム教徒にとって安心・安全に利用できるものに対して、ハラールマークを付与しています。
飲食店では、豚肉やアルコールなどの成分をまったく使わないってのが第一関門で難しいですかね。
例えば豚肉だったら、同じ冷蔵庫に入れてもダメだし、調理場も別にしなければいけないとか難易度が高いです。調味料もハラール認定を受けた割高なものしか使わないとかの努力が必要だし、一般の店ではなかなか対策がとれないのかなと思います。でもそれだけ参入障壁が高いだけにチャンスもあるのかな。
今のメニューをハラール仕様に切り替えたり、調理場を別にとかを出来ないんであれば、抜け道としては弁当販売みたいな形ですかね。レストランで弁当売るのは、ちょと抵抗ありますが。
今後、東南アジア(イスラム教徒が多い)からの人の流入は強まると思います。その訪日する外国人を相手に商売していくためにも、我々は文化や風習の違いを知る努力をつづけていく必要があるでしょう。

インバウンド対策での新しい情報や各社の取り組みなどは、ブログ内で定期的に情報発信していきたいと考えています。

 

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