決算分析|2694 ジー・テイスト 【2020年第2Q決算報告】

いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。

 

今回は、”ジー・テイスト”の第2Q決算を確認していきます。

ジー・テイストは84ブランドを展開する外食産業でのコングロマリット型企業です。

通常、飲食店の場合は中心となるコンセプトを基に業態が展開されていくのですが、

ジー・テイストの場合は、M&Aを通じて規模の拡大が行われています。ある意味、不採算会社を買い取っての成長という一面もあり、中長期での業績がどうなっているのかといった点も注目したいと思います。

コングロマリット・・・会社合併などを行って、多種類の業種業態を展開する企業のこと

 

株式会社 ジー・テイスト

HP https://g-taste.co.jp/

 

*本ブログの資料はジー・テイストのIRデータを参照しています。

 

ジー・テイスト 第2Q決算

さっそく財務諸表を見ていきます。

2020年3月期 第2Q決算

財務3表を並べてみました。いずれも第2Q時点での年度比較になります。拡大戦略を続けている段階とはいえ、営業の稼ぎが少ないのと、借入額が膨らんでるのでキャシュフローが厳しい状況になっています。

【昨年比較】

増収増益 純利益は赤字のまま

経営成績に対する会社説明

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などが続き、景気は緩やかな回復基
調が続いているものの、米中貿易摩擦など海外の政治・経済情勢の不確実性から先行きの不透明感が一層強まっ
ている状況にあります。
当業界におきましては、依然として消費者の強い節約志向に加え、労働力不足による人件費の上昇・原材料価
格の高騰などにより、引き続き極めて厳しい経営環境が続いております。
こうした中、当社グループでは、グループ全体としてQSCの強化を図り、さらに外食事業においては、安心、安
全でお客様にご満足頂ける商品提供への取り組み強化と併せ、ブランド力が高い業態への業態転換、新規出店や
FC加盟開発の強化に努めてまいりました。
当社の主要外食業態の状況といたしまして、焼肉事業においては当第2四半期連結累計期間においても、引き
続き堅調に推移いたしました。同期間において、国産牛焼肉食べ放題「肉匠坂井」業態を直営5店舗、FC2店舗
出店し、9月末現在40店舗(直営32店舗、FC8店舗)となり、計画通り、順調にその店舗数を伸ばしてきており
ます。引き続き積極的に出店を継続してまいります。また、今後もYouTubeを利用したメディア戦略や、テレビCM
の放送等にも取り組み、認知度の向上を図り、更にお客様にご満足を頂ける業態を目指し、主力事業として注力
してまいります。
また、前連結会計年度におきましては、株式会社テンフォー、株式会社壁の穴、株式会社タケモトフーズ、株
式会社湯佐和等のM&Aを行い、積極的な事業領域の拡大及び新たな経営資源の獲得を図ってまいりましたが、本年
7月には、共同出資により設立した合弁会社である株式会社ふらんす亭において、昭和54年より東京、神奈川、
埼玉等の関東圏を中心に19店舗を展開するステーキ・ハンバーグ業態「ステーキと焙煎カレーふらんす亭」の事
業譲受を行い、同社は当第2四半期連結会計期間より当社の子会社に該当することとなりました。この子会社化
により、今後一層、当社グループ内におけるシナジー効果が期待でき、業績に寄与するものと考えております。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの直営店舗数は、契約期間満了、不採算店の整理に伴い19店
舗を閉店したものの、新規・業態転換による21店舗(新規:8店舗、業態転換:焼肉業態4店舗、ファストフー
ド業態4店舗、寿司業態1店舗、レストラン業態1店舗、居酒屋業態3店舗)の出店、M&Aによる新規子会社化に
伴う子会社運営店舗の増加ならびに店舗譲受による13店舗の増加に加え、FCからの買取3店舗を実施し、442店舗
となりました。なお、FC283店舗を加えた総店舗数は計725店舗となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高138億31百万円(前年同期比24.9%増)、営業
利益39百万円(前年同期は営業損失21百万円)、経常利益76百万円(前年同期比66.1%増)、繰延税金資産の減
少による法人税等調整額1億27百万円の計上等により、親会社株主に帰属する四半期純損失1億88百万円(前年
同期は親会社株主に帰属する四半期純損失2億90百万円)となりました。
なお、当社グループは「外食事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

焼肉業態は堅調に推移しており、引き続き店舗増を目指していくようです。

確かに焼肉の食べ放題は、集客力では回転ずしに劣りますが、一つの定番業態として定着していますので市場としてもう少し成長余地があると思います。

Youtubeのほうですが、取り組み始めたとはいえ、セールスプロモーションとしては質量ともに改善の余地が多いなと感じます。

↓ 参考動画

 

経営分析

こちらも4期分まとめてみました。いずれも第2Q での実績数値から求めています。

*数値の求め方や基準値は記事の最後にまとめてあります。

 

基本、赤字が続いている会社なので利益面では非常に厳しい状態です。

在庫額を調べてないのであれですが、粗利益率は68.2%と過去に比較して改善されており調整が進んでいるのを感じます。

反面、販管費率が68.0%と、ほぼ粗利益率と同じ水準ということで、本業から利益を残せない体質は相変わらずの状態です。今後、飲食店に重くのしかかってくる人件費の更なる重荷への対応を考えると本当に苦しいと感じます。

総資本回転率は、データが半期分なので単純に2倍で計算して1.3回転としてみると、経営効率面でも物足りない数字と感じます。有効活用できていない資産があるのかなと感じます。

安全性をみる流動比率が82.2%と100%を下回っていて、固定長期適合率は100%オーバーと、景気悪化した際の資金繰りリスクは大きなものがあると感じます。

バックに神戸物産がついてるんで、どうやって立て直していくのか非常に興味あります。

 

株価推移 証券コード2694 JQ

【株価】

11月30日現在 78円

100円以下の株はボロ株と言われますが、この業績ではやむを得ないでしょう。

*2年チャート

 

*5年チャート

 

PER 650倍
PBR 1.77倍
従業員数 848人(連結)
平均年齢 39.4歳
平均年収 4,130千円

配当金と株主優待情報

【株主優待】

①株主優待券
②特別株主優待券<3月末>
③割引券<3月末・9月末>
100株以上 ③15%引2枚
1,000株以上 ①3月末:500円    ①9月末:500円     ③15%引3枚
2,000株以上 ①3月末:1,500円   ①9月末:1,000円    ③20%引3枚
5,000株以上 ①3月末:4,000円   ①9月末:2,500円    ③20%引3枚
10,000株以上 ①3月末:8,000円   ①9月末:5,000円    ③20%引5枚
20,000株以上 ①3月末:8,000円   ①9月末:5,000円    ②20,000円   ③20%引5枚
30,000株以上 ①3月末:12,000円   ①9月末:7,500円    ②20,000円   ③20%引5枚
40,000株以上 ①3月末:16,000円   ①9月末:10,000円    ②20,000円   ③20%引5枚
50,000株以上 ①3月末:18,000円   ①9月末:12,500円    ②20,000円   ③20%引5枚
60,000株以上 ①3月末:20,000円   ①9月末:14,000円    ②20,000円   ③20%引5枚
上記に加え、
2年以上継続保有<3月末>
1,000株以上 20%割引券2枚

参照元:https://info.finance.yahoo.co.jp/

 

【配当金】

配当金 0.5円見込み(毎年変わらず)

配当利回り 0.64%

赤字でも配当は出します!!

 

【配当+利回り】

現在の株価が78円なので、100株1単元購入で7,800円(+手数料)あればジー・テイストの株主になれます。

うま味があるとしたら、20,000株以上のラインですかね。

20,000株保有:優待食事券が33,000円+配当金10,000円で43,000円のリターンとなり、プラス20%オフ券がつきます。

還元率でいうと、2.76%くらい・・・

かなり、微妙なとこです・・・。

逆日歩が付きやすいので優待クロスとかで火傷しないように気を付けてください。


*投資は自己責任でお願いいたします。

 

【会計マメ知識】

総資本回転率:売上高 ÷ 総資本
*総資本(総資産)がどれだけ有効に活用されているか。効率のいい運営が出来ているかどうか。

従業員1人当たり売上高:売上高 ÷ 従業員数
*今回は期首の従業員数で求めています。生産性の高さを表します。

流動資産:1年以内に資金化が見込める資産

流動負債:1年以内に返済の必要な負債

流動比率:流動資産 ÷ 流動負債
*短期の支払い能力の判断材料。130%以上は欲しい。

固定長期適合率:固定資産 ÷ (資本+固定負債) (%)
*目安は70%以下。数字が大きいと短期の支払いウエイトが高くなり危険。

自己資本比率:自己資本 ÷ 総資本
*成長段階では設備投資が先行するので低くなりがちだが40%以上が望ましい

ROE : 当期純利益 ÷ 自己資本 (%)
*自社の持つ自己資本(いわゆる株主資本)をどれだけ効率よく儲けにつなげられるか。

フリーキャッシュフロー:企業が自由に使えるキャッシュのこと。営業キャッシュフローから、投資にまわしたキャッシュフローを引いたもの。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも役立つ情報を発信していけたらと思います。

 


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